長女が3歳になって数ヶ月が経ちました。会話のキャッチボールもスムースになって来て、
魔の2歳と言われるイヤイヤ期をようやく乗り越え、これで育児が少し楽に…なるかと思いきやそうもいかないのが育児。
3歳は3歳で大変なのだと思い知りましたので、近頃の長女の癇癪との関わりについて自分なりに思うことを書こうと思います。
日々、これで良かったのかな…キツイ言い方だったかな…と反省してばかりですが、誰かの参考になれば幸いです。
近頃の3歳長女の癇癪
魔の2歳を抜けたから癇癪がなくなると言うわけではなく、3歳には3歳の癇癪があるようです。
2歳の頃はただただ、欲しい!やりたい!と要望を通したくて大騒ぎすることが多々ありました。
3歳になって変わったと思うのは、そこに少し天邪鬼の性質が加わったという点です。
これがとんでもなく厄介で、癇癪を起こされると私はどう対応していいのか分からずにいました。
具体的にどんな癇癪かというと、例えば絵本を読んでと言うので、言われた通りに読み始めると、やっぱり読まないでと直後に言われるのです。
そして、絵本を読むのをやめると、泣きながら読んでと怒るのです。以降ずっと、読んで!読まないで!の繰り返しです。
絵本に限らず、何かにつけて、やって!と言ったのにやらないで!と直ぐに言い、やって!やらないで!が永遠に続くのです。それも、大きな声で泣き喚きながら。
特に、眠かったりして少し機嫌の悪い時に急に始まります。
正直、何度も逆のことを言われるとこちらも堪忍袋の緒が切れそうになります。
そんな規模の大きい大癇癪が毎日とは言わないまでも数日に一回は起こるものだから、とても困っていました、
癇癪の正体は何?
通っている保育園の保育士さんにポロッと癇癪のことを相談したら、「試し行動」ではないかと言われました。
「試し行動」というものについて調べて、いくつかの記事を読んでみると大人の気持ちを探るためにわざと悪い行動を取ることのようです。
記事に書いてある「試し行動」の具体例と全く一致する行動ではありませんでしたが、確かに真逆のことを言い続ける状況は
ある意味、ママがどこまで自分の要望に応えてくれるのか試しているとも言えそうです。
原因は何?
原因としてはストレスや愛情不足と言うことかと思いますが、思い当たる節はいくつかあります。
長女が3歳になってまもなく、次女が生まれました。
次女誕生後もなるべく長女を優先するようにして来たつもりではありますが、それでも長女に我慢してもらわなければならない場面はゼロではありません。
また、追い打ちをかけるように新年度が始まり、保育園の担任の先生や教室が変わりました。
3歳にとっては大き過ぎるほどの環境の変化が同時に訪れたのが心の負荷になって、試し行動として現れているのではないかと思っています。
ただ、この2つが本当に原因だったとしても、どちらも今直ぐ取り除いてあげることはできないので、
日々、根気強く愛を伝えて、悲しい気持ちの時は寄り添って支えてあげるほかないのかな、と思っています。
私なりの対応
そうは言っても直ぐに長女の心を満たせる訳もなければ、癇癪が直ぐになくなるということもありません。
ひとまず、娘の大癇癪が試し行動の一種であると仮定して対応方法を検討しました。
調べてみると、試し行動に対しては気持ちを受け止めることが大事で無視は良くないとのことでした。
これまでも癇癪が起きると何がしたかったのか話を聞こうとしたり、抱きしめようとしたりしたのですが、
泣き喚いて話にならないし、泣いている時に抱っこしようとすると全力で拒否されてしまっていました。
なので、ついイライラしてしまい、布団に潜ってそっぽを向いてしまったり、その場を一旦離れて距離を取ろうとしてみたりもしましたが、
いずれも癇癪がヒートアップするだけで、まさに火に油でした。確かに、無視という行為は長女の場合にも良くなかったようです。
頑張って癇癪に真正面から向き合って受け止めることにしました。
しかし、そうは言っても泣き喚いて相次いで真逆のことを言い続ける娘を見続けていると心に来るものがあります。
癇癪に向き合うって、想像以上に心を砕いえ相手に向き合う必要があり、自分の器の小ささを目の前に突きつけられ、こんなに苦しいものだとは思いませんでした。
少なくとも、私にとっては自分の心がゴリゴリ削られ、辛かったです。
そこで、手のつけられない癇癪が始まって、少しでも辛いと思った時には自分のお気に入りの音楽を流すことにしました。
癇癪中に何をやっているんだと自分でも思いましたが、私にはこのやり方が合っていたようで、
娘の癇癪にあてられて、えぐれたメンタルを音楽が支えてくれることで、娘を無視することなく向き合い続けることができました。
ちなみに、私は昔からよく聞いていたZARDの曲をかけるようにしています。
坂井泉水さんの優しい声と歌詞を聞くと、癇癪中なのに自然と怒りもほどけていきます。
また、時々うまくいくと娘も音楽に気を取られてさっきまでの癇癪が嘘のようにピタリと止まることもありました。
一度落ち着くことができれば、話をさせてくれたり、抱きしめさせてくれるので娘の気持ちをしっかり受け止めてその場を収めることができます。
最後に
3歳になった娘は自分の力でできることがどんどん増えて、会話も上達して、ものすごい成長を感じます。
しかし、もれなく癇癪の内容もレベルアップしており、癇癪を起こされるとこちらも参ってしまっていました。
癇癪の時は娘の気持ちを真正面から受け止めようと思っても、つい、イライラしてしまいそうになります。
そんな時は怒りを打ち消すために音楽を流しながら、ちょっと肩の力を抜きつつ向き合おうと思います。
母親としてまだまだ未熟ではありますが、娘と共に私も成長していきたいです。