少し前に第二子を出産し、我が家はパパとママと長女3歳、そして、次女0歳の4人家族になりました。
出産は2度目で、生涯忘れることのない経験ではありますが、これからの日々の暮らしに忙殺されて記憶が薄れていくかと思うので、備忘録として印象的だったことを記そうと思います。
破水
第一子の時は陣痛からお産が始まりましたが、今回は突然の破水からスタートしました。
事前にネットで調べたときに、尿漏れと区別がつくのか…と不安に思っていましたが、自分の意思とは関係なしにとめどなく溢れる羊水は明らかに尿漏れとは異なるものでした。
急いで着替えて病院に向かい、即時入院です。
しかし、今回は家で破水したからよかったものの、これが出先だったら…と思うと肝が冷えました。
前回が陣痛から始まっていたこともあり、勝手な思い込みで、今回も陣痛から始まるだろう…と油断していたので、
かなりギリギリの時期まで長女と共に出歩いていました。タイミングが悪ければ街中や公園でびしょ濡れになるところでした。
念のため常に車に1枚だけバスタオルは積んでありましたが、1枚では到底足りなかったと思います。
もし次の機会というものがあるなら、外で破水することも想定して、
・バスタオル
・吸水シートやビニールシート
・夜用ナプキン
・ビニール袋
くらいは複数枚ずつ用意しておくべきでした。
(着替えはどうせ、産院に着いたら出産用の病院着に着替えるので、濡れていようが関係なかったと後から思いました)
今回、家にいたタイミングで破水が来て、本当に良かったです…
出産
破水して赤ちゃんが外の世界と繋がってしまったからには早めに出した方が良いらしく、促進剤を入れる運びとなりました。
おかげで順調に陣痛が進みましたが、やはり陣痛と言うものは何度経験しようが、たとえ安産と言われる短時間であろうが、痛いことに変わりなかったです、
痛みに耐えるためについ力んでしまうのに対して、助産師さんからは力を抜いてとひたすら言われますがとても難しい注文でした。
いきんで産む瞬間もまた、別の痛みを伴いますし、本当に出産は痛みとの戦いだと再度認識しました。
でも、その強烈な痛みを瞬時に忘れさせてくれるほど、生まれてきた我が子は可愛く愛おしいものでした。
一緒に入院していた他の妊婦さんの出産時のお話を聞いてみると、出産の過程は人それぞれで、
皆それぞれ痛みとの壮絶な闘いを経て、赤ちゃんと対面を果たしており、
赤ちゃんが無事に生まれて来ることは尊い奇跡なのだと思わざるにはいられません。
出産中の上の子
ところで、第二子以降を産む際、世の方々は上の子をどうしているのでしょうか。
私はパパの立ち会い出産を希望しており、実際に立ち会ってもらったのですが、産院のルールで子どもの立ち会いはNGでした。
破水時は出産に備えて、自宅に来てもらっていた実母に長女を見てもらい、出産時はたまたま平日の日中だったので保育園に預ける事ができ、事なきを得ました。
実母がいなかったり、平日というタイミングでなければ出産にパパが立ち会うのは不可能だっただろうと思います。
出産は周囲の理解やサポート、タイミングの運、痛みに耐える忍耐力、周到な用意、それに、お金もかかり…多くの支えや力によって成り立つものだと、考えさせられました。
最後に
出産は何度目だろうと、安産だろうと痛かったです。
痛みは翌日以降も引きずるので、私を含めてどの妊産婦さんも、産後の入院中はお婆ちゃんのように
腰を屈めて痛む箇所を庇いながらゆっくりゆっくり歩いており、それが出産の壮絶さを物語っていました。
母子共に無事に出産を終えられたことの喜びを噛み締めると共に、ここからがスタートであることを忘れずに、日々暮らしていきたいと思います。
コメント